○つみたてNISAと一般NISAのメリット・デメリット
○一般NISAの強み
○こんな人は一般NISAをやろう
最近、SNSで「つみたてNISA、はじめました」的なツイートをよく見るけど。
そんなに良いのかな?
確かにSNSで、最近よく見かけます。
でも「一般NISAを始めました」という情報は少ない印象です。
なぜでしょう?
ちなみに僕は「一般NISA」をしています。
実は「つみたてNISA」と「一般NISA」は同じような名前ですが
性質が全然違うので、自分のスタイルに合った方を選ぶ必要があります。
ネット上で、「万人につみたてNISAを推している人」を見かけますが、要注意です。
ちゃんと制度を理解して、始めましょう!!
なぜ「つみたてNISA」推しが多いのか?
そもそも、なんでこんなに「つみたてNISA」が流行ってるの?
インフルエンサーの影響も大きいと思います。
理由はさまざま。
インフルエンサーの存在、コロナショック、「FIRE」と言う言葉の流行。
色々な情報が色がることで、若者の投資意欲をかき立てて「つみたてNISA」が広がったのだと思います。
○100円からできる
○毎月自動つみたて
○20年の非課税期間
○株の知識が少ない初心者におすすめ
このような理由で、つみたてNISAをおすすめされています。
この理由には間違いはありません。
確かに初心者に、投資に慣れてもらうにはうってつけかもしれません。
しかし、つみたてNISAには弱点もあります。
「つみたてNISA」の弱点
勝手につみたててくれるなら助かる!!
株のこと分からない初心者でもできそう!!
ちょっと待ってください。
初心者には優しいですが、損してしまう可能性もあります。
良いことばかりではありません。
優しい制度の反面、意外な弱点もあります。
◯年間の非課税投資額40万
○スポット購入ができない
良いことばかりじゃないつみたてNISA。
弱点がいくつかあるので、紹介していきます。
年間の投資上限が40万円
年間の投資額が40万円までなので、月々33,333円。
投資の成績を上げる方法は「入金力を上げること」です。
「月3万円以下でやっていきたい。」という方なら構いませんが、より大きなリターンが欲しいという方は入金額を上げる必要があります。
スポット購入ができない
これが、僕がつみたてNISAを選ばなかった一番の理由です。
「つみたてNISA」は、あらかじめ「毎月○日に購入」と決めてつみたてていく方式です。
「今日買いたい!!」という時に買うことはできません。
株価が下がってまとめて安く購入するチャンスがきても、ただ見ていることしかできないんです。
「安く買って、高く売る」
株で利益を出す方法は「できるだけ安く買って、できるだけ高く売る」が基本です。
つみたてNISAは何も考えずに投資できる反面、「今チャンス!!」という時に買うことができません。
価格が下がった時にたくさん買った方が利益が上がるのに、つみたてNISAだと買うことができません。
利益を増やす機会を失ってしまうことになります。
一般NISAの強み
つみたてNISAのいいところと悪いところは理解できた。
じゃあ、一般NISAはどうなの?
一方で、一般NISAの特徴をまとめてみると
○年間の非課税投資額120万円
○スポット購入ができる
このような強みがあります。
年間の非課税投資額120万円
つみたてNISAより投資額の上限が多いです。
月に10万円まで投資できるので、つみたてNISAの約3倍です。
その反面、非課税期間はつみたてNISAより短いです。
非課税期間については、後で書きます。
スポット購入ができる
一般NISAはスポット購入ができます。
例えば、今週は「株価が下落して買い時!!」と思った時に、たくさん買い増しできます。
株で利益を出す法則は「安く買って、高く売る」です。
その時々のチャンスを掴むことで利益を最大化できます!!
一般NISAにも弱点が。それでも、、、
えっ。そんなに良いなら、一般NISAで決まりだね。
それが、そう単純じゃないんですよね。
もちろん一般NISAにも弱点はあります。
◯非課税投資期間が5年
最大のデメリットは「非課税投資期間が5年」ということです。
え?5年ってつみたてNISAの4分の1じゃん!!
確かにつみたてNISAより短いですが「ロールオーバー」と「先入先出方式」を利用すると
最大14年非課税を利用できますよ。
非課税期間が短いことはデメリットですが、ちょっとした解決策もあります。
NISAには「ロールオーバー」という裏技があるんです。
5年経過後に、最大600万円までの非課税枠が残っている場合、さらに5年間非課税期間を延長できる制度。
5年で終わりですが、非課税の枠が600万円と大きいので全然非課税枠を使えずに終わっちゃう人もいますよね。
そういう人はロールオーバーをすれば、掛け金はそのまま5年間非課税期間が延長します。
さらにNISAは先入先出方式です。
上の図を見ていただくと分かりやすいです。
平成26年からNISAを始めた場合、6年目に令和1年からの枠にロールオーバーできます。
平成30年から始めたNISA枠もロールオーバーの制度を使うことで、最大14年まで非課税で運用することができます。
*令和5年のロールオーバー枠は5年後に終了します。その後は1年分ずつ引き出していかないといけません。
「一般NISAって5年で終了だから短いよね。」
と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、実際は制度を使いこなすことで15年非課税を利用できます!!
こんな人はつみたてNISAより一般NISA
○非課税で投資を楽しみたい
○非課税枠が年間40万円じゃ足りない。
私は何にも知らないし、たんたんと積み立てたいから「つみたてNISA」でいいかな。
もちろん。それでも構いません。
「もっと投資を楽しみたい!!」という人向けの一般NISA。
「何にも考えずに積み立てたい!!」という人向けのつみたてNISA。
と考えておくといいかもですね。
一番は、自分で調べて学ぶこと。
みんながいいって言ってるから。という理由で始めると、後になって「自分には向いていなかった!!」なんてことになるかもしれません。
「顔のわからない誰か」の情報より、金融庁の情報をしっかりとみて学びましょう!!
NISA公式HPはこちら↓
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/index.html
*このブログも、信頼性のある1次情報から情報を集めてます。当サイトを参考にして頂いても構いません。
自分で納得して始める。
この記事を「つみたてNISA」か「一般NISA」かを選ぶ一つの参考にしてみてください。