ヘッダー画像

FPが教えるおこづかい投資術【NISAで楽天VTI⇨20年後に1300万円】

アイキャッチ

あなたは『投資』と聞いてどんなイメージを持ちますか?多くの人はこんなイメージを持つのではないでしょうか。

「投資ってギャンブルみたいなものでしょ」
「お金を持っている人が趣味でやるもの」
「私たちみたいな貧乏人には関係ない話」

僕もあなたと同じです。FP資格を取得した2021年以前まで「投資なんて必要ない、稼いで貯金しとけば大丈夫」という考えでした。

それで本当に大丈夫ですか?

○物価が上昇し続けたら?
○あなたの給料が上がらなかったら?
○円の価値がなくなったら?

あなたは「そんなこと起こらない」と心のどこかで信じていることでしょう。でも実は上に書いた3つのことはすでに始まっています。そして今後も継続していくことでしょう。

このままだと確実に日本人は貧しくなっていきます。今あなたが出来ることは『おこづかい投資』です。

おこづかい投資術

○毎月おこづかい程度の金額をコツコツ投資
○月1万円以下から購入できる投資信託を活用
○10年以上の長期投資で資産を育てる

投資はお金持ちだけができる特権ではありません。月1万円以下でも分散投資できる投資信託を使って資産を増やしていくことができます。

僕はNISA口座を利用して毎年10%以上の利益を出しています。NISA口座なので金額は小さいですが、20年継続して投資していくことで将来的には1,000万円以上の資産を作る予定です。

怪しい投資話だと思いますか?

実は全く怪しい話ではありません。僕は金融庁が推奨しているNISAという制度を利用した投資しかしていません。国がバックアップした制度なので、きちんと理解して投資すれば安全に資産を増やすことが出来ます。

短期で大きく稼ごうとするからギャンブルになってしまいます。国の制度を利用して少額でも長期投資をコツコツ続けることが大切です。

この記事を読むことで

・全ての日本人は少額投資をするべき理由がわかる
・投資信託を使った長期投資が1番良い理由がわかる
・VTIへの投資が最強である理由がわかる
・投資初心者はNISA口座を活用すべき理由がわかる

この記事の結論は以下の通りです。

NISA口座でVTIへ毎月少額投資して人生変える

noda

僕はお金の勉強投資を始めて人生の幸福度が上がりました

貧しくなる日本人

日本の物価上昇率、平均賃金ともに先進国の中でも最低レベルです。バブル崩壊から約30年経ってもデフレ脱却できず、令和の現代では「安いニッポン」なんて言われています。

高度経済成長からバブル期まで、世界で1番の経済大国とも言われていた国がなぜ安い国になってしまったのか。その原因をわかりやすく解説します。

noda

銀行預金ばかりで資産を作っていたらヤバい

世界の物価上昇

2021年物価上昇率

【日本】
-0.256%(188位/191ヵ国中)

引用:IMF – World Economic Outlook Databases

世界の物価上昇に日本は追いつけていません。

原則として世界の物価は緩やかに上昇していくものです。世界の人々が豊かになることで、人々の平均賃金と物価も上昇していくからです。物価の上昇が豊かさの証拠でもあると言えますね。

世界情勢の影響にも左右されますが、世界の物価上昇率は約3%と言われています。一方でバブル崩壊後から、日本の物価上昇率はほぼ毎年1%未満でした。

世界は少しずつ豊かになっているのに、日本は不景気時代の生活から抜け出せずにいるのです。

≫物価が上昇する世界で私たちが出来ること

日本のマイナス金利

このデフレ(物価安の状態)を脱却するために、日銀が取った対策がマイナス金利です。マイナス金利とは「銀行がお金を預ける銀行(日銀)の金利をマイナスにする」政策です。

銀行は日銀にお金を預けると損をしてしまうので、どんどん民間企業に融資するようになります。それにより企業が儲かりやすくなります。企業が儲かれば景気も良くなりますよね。

しかし、2016年にマイナス金利を始めてから今年で6年経過しますが、まだ日本の景気が回復したとは言えない状況です。

≫マイナス金利ってなんですか?

価値が下がる円にしがみつく日本人

コロナウイルス蔓延後の物価上昇、ロシアとウクライナの戦争によりさらに世界は物価が上昇し続けています。

これにより急激な円安となって円の価値はますます下がってしまったと言えます。そんな状況にも関わらず、景気の悪い日本ではマイナス金利政策を止めることができず金利を引き上げることが出来ません。

この状況で銀行預金ばかりに頼っている日本人は非常に危険と言わざるを得ません。

≫円の価値が下がっても預金を続ける日本人

・日本はバブル崩壊後のデフレから脱却できていない
・異次元金融緩和で景気を刺激するもあまり効果がない
・コロナと戦争でさらに世界の物価が上昇する
・円の価値が下がり続ける可能性が高い

noda

預金以外の資産を持ってリスクに備えよう

株式投資で資産を増やす

日本円の価値が下がってしまうリスクに備える為、投資をして資産を分散していく必要があります。投資と聞くと不安に思う人も多いのではないでしょうか?

「投資ってギャンブルじゃないの」
「損をしたらどうしよう」
「投資の勉強むずかしそう」

確かに非常に危険な投資もあるので注意は必要です。しかし、多くの日本人は適正なリスクを取った投資をしていくべきです。

投資はギャンブルとは違います。まず投資に対して正しい理解をしてから投資を始めることをおすすめします。この章では「投資とは何か?」という基本的なところから解説していきます。

noda

投資は全ての人が当たり前に持つべきお金の知識です

投資が世界を動かす

今の世界経済は株式投資がなければ成立しません。世界中の企業の9割以上が株式会社だと言われています。仮に株式会社がなかった世界のことを考えてみましょう。

株式会社がない世界

○大きな事業を起こせない
○事業に失敗すれば再起不能
○一部の人間だけが裕福になる

株式会社は多くの人から資金を集めて、社会に役立つ大きな事業を起こすために仕組みです。株式会社がなければApple、Amazon、ソフトバンク、LINEなど多くの有名企業は、社会に役立つ便利なサービスを作れなかったでしょう。

社会インフラを作る大企業たちを支えているのが『株式』です。株式市場と株式投資家が存在することで、世界はちょっとずつ便利になってきました。

noda

投資は自分が得をするためだけでなく社会のために行われるもの

投資の基本は長期分散積立

株式投資についてあなたはどんなイメージを持っていますか?

「株式投資ってむずかしそう」と思っている人も多いかもしれません。しかし、このイメージは少し間違っています。

タイミングを見て売買を繰り返す方法はデイトレードと言って、投資をゲーム感覚て楽しむ方法の一つです。

投資の基本は『長期・分散・積立』です。

≫長期・分散・積立投資のドルコスト平均法が最強な理由

短期集中一発勝負は危ない

世界的に有名な投資家ウォーレン・バフェット氏は、こんな言葉を残しています。

『ゆっくりとお金持ちになることは簡単、すぐにお金持ちになるのは難しい』

『短期間でお金持ちになろうとしてはいけない、それよりもお金持ちであり続けることの方が大切だ』

現在90歳を超えていながらも、世界の大富豪ランキングでトップに入ってくるほどの投資家も短期トレードでの投資は推奨していません。

短期投資で稼ぐ=短期で大損するリスク大

投資においてリターンとリスクは裏表。資産運用における株式投資の基本は長期投資であることを忘れてはいけません。

・株式投資はギャンブルではない
・株式投資で世界を豊かにする
・投資の基本は『長期・分散・積立』
・短期集中投資はキケン

noda

株式投資はスマホ1台と数千円のお金があれば出来ます

月1万円以下でできる投資

あなたは『投資はお金に余裕がある人がするもの』と思っていませんか?しかし、それは勘違いです。月100円以上の余裕資金があれば、誰でも株式投資をすることが出来ます。

少額投資についてインターネットで調べると以下のような情報が出てきます。

「投資はまとまった資金がないと意味ない」
「少額投資はリターンが小さい」

確かに少額投資に爆発力はありません。

『月1万円投資に回して、1年後には1億稼ぐぜ!』と言っている人は、1度ホットミルクでも飲んで冷静になることをオススメします。

少額投資で急に大金持ちになることは出来ませんが、時間をかけてゆっくりと資産を増やすことは出来ます。

noda

毎月のお小遣い程度の少額投資で人生を変えることは可能です

少額投資は無駄ではない

少額投資は無駄だと言う人は、すぐにお金が欲しくて焦っている人たちです。将来の資産を増やしたいと考えているあなたとは立場が違います。

投資をしたことがない投資初心者は、毎月のおこづかいでできる少額投資「おこづかい投資術」をオススメします。

少額投資のメリット

・リスクが小さいので落ち着いて投資できる
・投資について勉強できる
・失敗してもダメージが小さい
・投資を通して経済を学べる
・長期的に見ればリターンが大きい

短期間で大きなリターンを得ようと思うのであれば、まとまった資金で投資をした方が良いでしょう。しかし、短期間で大きなリターンを得られる投資は短期間で大きな損をするリスクの高い投資だということも忘れないようにしましょう。

noda

初心者はリスクの小さい少額投資からチャレンジすべき

少額でできる投資の種類

少額投資といっても、具体的にどんな投資商品があるのでしょうか?月1万円以下でできる投資の種類を以下に紹介します。

月1万円でできる投資

・単元未満株(ミニ株)
・投資信託
・FX
・外貨預金
・ロボアドバイザー
・仮想通貨

以上がメジャーな少額投資方法です。年々いろいろな投資商品が開発されており、怪しい投資話もたくさんあります。投資初心者はここで紹介した6つの種類を知っておけばバッチリです。

≫初心者がやるべき少額投資法

初心者は投資信託から始める

投資初心者は投資信託から始めましょう。投資信託とは出資者から資金を集めて投資のプロが運用する投資商品のことです。

*投資信託の図解

投資信託のメリット

○少額から始めることができる
○少額でも分散投資ができる
○売買のタイミングを図る必要がない
○株の知識が無くても大丈夫

投資初心者がいきなり10万円以上の株式を買うことはオススメしません。初心者がいきなり個別株投資に失敗して10万円を無くしてしまった場合、投資に対するモチベーションが冷めてしまいますよね。

それよりも月1万円の投資信託を1年続けて12万円を運用した方が、得られるリターンは大きくなります。

・株式投資は月1万円以下でもできる
・少額投資で得られるものは大きい
・1万円以下で投資するなら『投資信託』
・初心者はおこづかいで投資信託に投資しよう

noda

おこづかい投資で得られるのはお金だけではなく知識や経験も得られる

まずはNISAを活用する

投資初心者は、まずNISA口座から投資を始めましょう。

NISA(少額投資非課税制度)は金融庁が推奨する非課税制度です。NISA口座で出た利益は非課税なので、利益をそのまま受け取ることが出来ます。投資信託で資産を増やそうと考えている人は、まずNISA口座の限度額まで投資をすることからチャレンジすると良いです。

つみたてNISAの8割が初心者

投資初心者は「NISA口座って何か難しそう」と感じる人も多いはずです。

・NISAってなんの略?
・手続きとかめんどくさそう
・どこで口座開設できるかわからない

でも安心してください。実はつみたてNISA口座を開設した人の約8割は投資初心者というデータが出ています。

口座開設の方法は、必要な書類を揃えるだけで2週間程度で準備出来ます。問題は投資先のファンド選びです。ファンド選びについては次の章でご紹介します。

使えるものは使う

投資信託を利用して資産形成を始める場合、必ずNISAを利用するようにしましょう。

通常の口座で株式投資信託に投資した場合、利益の約20%分の税金を納めなければいけません。非課税口座のNISA口座を利用するだけで、普通より20%多めに利益を受け取れると考えることも出来ます。

使える制度は使わないと損です。

≫NISAとは?FPが初心者向けにわかりやすく解説します

・NISAは金融庁が推奨する『少額投資非課税制度』
・ほぼ全ての日本人が利用できる
・つみたてNISAを始める8割が投資初心者
・NISA口座を利用するだけで20%お得になる

noda

投資を始めようと思ったらまずNISA口座を開設しよう

おこづかい投資するならVTI

つみたてNISA口座で選べるファンドは約190以上の銘柄があります。投資初心者が数多くのファンドの中から良いファンドを選ぶのは難しいですよね。

僕がファンド選びの時に考えていることをご紹介します。NISA口座でファンド選ぶときの予備知識として参考にしていただければ幸いです。

アクティブファンドよりインデックスファンド

投資信託には大きく分けて2種類のファンドが存在します。アクティブファンドインデックスファンドです。

ファンドの種類

【アクティブファンド】
ファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロ集団が運用を行う

【インデックスファンド】
とある株価指数に連動するように自動的に運用を行う

一見すると投資のプロが運用を行うアクティブファンドの方が、利益を出しそうですよね。しかし、過去のデータを見ると、実はインデックスファンドの方が良い成績を出していたことが明らかになっています。

すべてのアクティブファンドがダメだということでは無く、基本的に何に投資してもOKです。しかし、多くの人はインデックスファンドに投資しておくことをオススメします。

≫投資初心者はインデックスファンドから始めよう

≫投資のソムリエ【口コミ・評判】

≫アライアンス・バーンスタイン【口コミ・評判】

≫THE5G【口コミ・評判】

noda

優秀なアクティブファンドはありますが、初心者が良いファンドを見分けるのは難しい

VTIが最強の投資先

数あるインデックスファンドの中で、僕が集中して投資しているのが『VTI(Vanguard Total Stock Market Index Fund)です。

米国株に集中投資する理由

・米国株式は将来性がある

・安定した値動きのインデックスファンド

・ETFでも投資信託でも少額から買える

米国は世界一の経済大国であり、先進国の中で唯一人口が増加し続ける国です。米国株式は将来的にも安全な投資先と言えます。

米国株式に投資できるインデックスファンドといっても多くのファンドが存在します。その中でもVTIが一番オススメです。

VTIの特徴

○約4,00銘柄の米国株式に分散投資できる
○大型株~小型株まで投資対象
○手数料が安い

VTI最大の特徴は小型株も含めた4,000銘柄に投資できることです。

世界を席巻しているAppleやAmazonといった企業も、最初は小さなベンチャー企業でした。小型株にも投資できるVTIは、これから成長するベンチャー企業にも投資できるメリットがあります。

つみたてNISA対象銘柄でVTIに投資できるファンドは『楽天VTI』か『SBI-VTI』です。僕は楽天VTIに投資しています。

≫僕が楽天VTIに投資している理由

≫NISAで投資するならVTI一本でOK

noda

月100円から米国の4,000銘柄に分散投資できる安心感が良い

・おこづかい投資のファンド選びが難しい
・アクティブファンドよりインデックスファンド
・インデックスファンドの中でもVTIがベスト
・楽天VTIかSBI-VTIがオススメ

NISAでVTIに投資して1,300万

僕は投資初心者の資産形成法として、NISA口座を利用して楽天VTIに投資することが1番良い方法だと考えています。

しかし、本当にそれで利益がでるのか心配になりますよね。きっとあなたもどれくらいの利益が出るのか知りたいはずです。

では実際につみたてNISAで楽天VTIに20年投資した場合、どうなるか計算してみましょう。

20年で約500万円の差

米国株式の平均リターンは年利5~7%で落ち着くと言われています。仮に年利5%だったとして、つみたてNISAの限度額年間40万円(月3万3千円)を20年運用した場合いくらになるでしょうか?

13,226,400円です。

ちなみに年間40万円を貯金した場合だと、800万800円(金利0.001%と仮定)です。20年かけて増えた金額は800円です。

つみたてNISAを利用することで、20年後の資産に約500万円の差が生まれました。この500万円が複利のパワーです。

≫初心者がやるべき簡単投資法ドルコスト平均法とは

お金の余裕は心の余裕

僕はおこづかい投資を始めて心に余裕が出来ました。1,000万円以上の資産が手に入るからではありません。お金に働いてもらって資産を増やす方法を知ることが出来たからです。

お小遣い程度の少額でも、投資の世界を知ることで価値観が変わります。いざという時にどう備えるべきか知っているということは、心にゆとりを持たせてくれます。

「いつまで今の仕事ができるかわからない」
「貯金がんばってもお金が増えない」
「将来お金が足りるか不安」

こんなことを考えながら眠りにつくのはもうやめませんか?

いざという時は株式もあるし、不動産もあるし、保険もあるし、稼ぐ力もある。

僕が心にゆとりを持って考えることができるようになったのは『おこづかい投資』を始めたことがきっかけでした。

まずは月1,000円でも2,000でも大丈夫。

少しづつ投資にチャレンジして、知識と経験をアップデートしていきましょう。

≫おこづかい投資術ってなんですか?

noda

おこづかい投資をきっかけに知識と経験を身につけると心にゆとりが生まれる

・月3万円で20年後に1,300万円
・預金だけだと800万円
・金額よりも心のゆとりが大事
・知識と経験をアップデート
・おこづかい投資をきっかけに