NISA・つみたてNISA

つみたてNISAファンドの選び方!!【初心者向け】

投資初心者

この記事でわかること

○つみたてNISAでファンドを選ぶ方法
○初心者でもわかるファンドの比較法
○つみたてNISAで買うべきファンド

つみたてNISAの口座開設しました!!
ファンドは、、、証券会社のおすすめ選んでおけば大丈夫でしょ。

自分でファンドを選んで運用していった方が、投資を楽しめますよ。
初心者でも簡単にファンドを選ぶ方法もあります。

投資をしたことがない初心者でも始めやすい、つみたてNISA。
2020年、コロナショックの影響もあり口座開設数が急上昇しています。

口座開設までは、各証券会社のガイドに従っていけば誰でも出来ます。
しかし、投資初心者を一番困らせるのがファンド選び。

「何を選べばいいのか分からない。」
「ネットや本でおすすめされて買ったけど、本当に大丈夫?」

という方も多いのではないでしょうか?

結論から書きますと。

基本的につみたてNISAは、何を選んでも構いません。

大切なのは「継続すること」です。

どこを見てファンドを選べばいいのか?

初心者が簡単に実践できるファンドの選び方を解説します。

今後つみたてNISAを考えている方も、もう始めている方も、必読です!!

つみたてNISAの対象ファンドは199本?!

そもそもつみたてNISAで買えるファンドっていくつあるの?

2021年6月現在では199本のファンドが金融庁から指定を受けています。

つみたてNISAは、金融庁のお墨付きをもらったファンドしか購入することができません。

20年運用する商品なので、安定的に運用できるものしか選べないようになっています。

それでも厳選された商品は199本!!

選択肢が多くて困りますよね。

ネットで検索すれば「初心者はこのファンドを買えば間違いない!!」みたいな情報が出回っています。

しかし、大切なことは「自分で選んで、納得した上で運用する」ことだと思います。

どんな種類のファンドがある?

つみたてNISAで購入できるファンドは、すべて投資信託です。

投資信託の説明

投資信託にはいくつかのジャンルに分かれますが、大きく分類すると2つのジャンルがあります。

アクティブファンドインデックスファンドです。

【アクティブファンド】

ファンドマネージャーというプロの投資家が、出資者のお金を預かり運用することで株価指数を超える運用成績を目指す。

【インデックスファンド】

日経平均株価や東証株価指数など、何かしらの株価指数に連動して動く。指数に連動するので、大きな利益は狙えないが安定した動きをする。

つみたてNISA対象ファンド199本のうち、180本がインデックスファンドです。

*正しくは指定インデックスファンドとETFですが、分かりやすくインデックスファンドとまとめさせていただきます。

残りの19本がアクティブファンドとなっています。

*正しくは指定インデックスファンド以外のファンドですが、分かりやすくアクティブファンドとまとめさせていただきます。

圧倒的にインデックスファンドが多いですね。

インデックスファンドの方が長期で安全に運用することができるので、つみたてNISAにはピッタリということですね。

ネット上でもインデックスファンドを推す声が圧倒的ですね。

「インデックス投資で経済的自由を手に入れよう」

みたいな話もあるくらいです。

しかし、その中で選ばれる19本のアクティブファンドって逆にすごくないですか?

長期的に安定して運用できる太鼓判を国から押されたアクティブファンド。

こちらも注目して見てみましょう!!

つみたてNISAの対象ファンド一覧は、こちらの「金融庁:つみたてNISAの対象商品」でご覧いただけます。

ファンド選びはここを見るべし!!4つのチェックポイント。

結局、どうやって選べばいいのかわかりません。

初心者でもわかる、見るべきポイントをお伝えしていきます。

ファンド選び4つのポイント

1、手数料

2、純資産総額

3、償還日

4、組入比率

ポイント4つは、全て各ファンドの目論見書や運用報告書に必ず記載してある項目です。

目論見書などは、ネットで検索すると誰でも見れるようになっています。

ぜひ確認してみてください!!

それぞれの項目について、順番に説明していきます。

手数料(信託報酬、販売手数料、信託財産留保額)

投資信託には信託報酬、販売手数料、信託財産留保額という3つの手数料があります。

【信託報酬】
運用するための管理費用

【販売手数料】
商品を購入するための手数料

【信託財産留保額】
商品を売却する時の手数料

それぞれの手数料がどれくらいかかるのか?を見るようにしましょう。
目論見書で確認できるようになっています。

ちなみにノーロードという商品は、販売手数料が掛からない商品のことです。

ノーロードでも、信託報酬と信託財産留保額は発生します。

初心者の方は「ノーロードで信託報酬が安いファンド」を選ぶようにしましょう!!

純資産総額

投資信託は、出資者から集めたお金を使って運用していきます。

集まったお金の合計金額が純資産総額となり、運用報告書に現在の金額が記載されています。

純資産総額が大きいファンドの方が、比較的安全なファンドと言えるでしょう。

資産が極端に少ないファンドは、運用出来なくなり途中で終了してしまうリスクがあります。

初心者の方は「純資産総額100億円以上のファンド」を選びましょう。

償還日

ファンドごとに信託期間が定められています。

信託期間とは、そのファンドが運用される期間のことです。

基本的に各ファンドごとに償還日が決められていますが、無期限ものもあります。

純資産総額が少なくなると償還日が早まることもあるので、純資産も気にしましょう。

初心者の方は「償還日が遠いもの、もしくは無期限のファンド」を選びましょう

組入比率

どういう銘柄に投資しているファンドなのか?

組入比率で確認できます。

複数のファンドを組み合わせて購入する場合、投資先が似たようなものにならないように注意しましょう。

同じようなファンドを複数持っていてもリスク分散効果にならず、手数料だけ多くかかってしまいます。

投資対象が被らないようにファンドを組み合わせましょう

ひとつのファンドを選べば大丈夫?!

いくつもファンドを組み合わせると面白そう!!
でも、選ぶの大変そう、、、。

無理して複数のファンドを選ぶ必要はないと思います。

投資信託は複数の銘柄を投資のプロが運用してくれる商品です。

一つのファンドを買うだけで、数百から数千の株式に間接的に投資したことになります。

無理に複数のファンドを買わなくても、銘柄数の多いファンドならひとつだけでも大丈夫です。

でも、未来はどうなるか分からないし、いくつか買っとこう。

もちろん、それでも構いません。
未来は誰にもわかりません。どんな投資をしてもいいですが、最後は自己責任。
自分で考えて納得して買ったファンドなら、それが正解です!!

ひたすらつみたて、つみたて、つみたて、、、、

最後に、つみたてNISAをやる上で必ず守ってほしいルールがあります!!

何が起きても、ひたすら積み立て購入をしていく。

これは必ず守りましょう。

この記事で書いた4つのチェックポイントで選んだファンドであれば、どんなに暴落が起きても必ず数年内には回復するはずです。

一番やってはいけないのは、損失を恐れて売ってしまうことです。

下落時に焦って売ってしまうのは絶対にダメですが、利益が出た時も同様です。

利益が出た時に「調子がいい時に売ってしまおう」と考えて売ってしまうのも、損失を恐れて売ってしまっていることになります。

基本的に一度始めたら、よほど生活が困ってしまった場合でない限り無心で積み立てていきましょう。

なぜ、無心でつみたてていくことが大切なのか?

こちらの記事で解説しています↓

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この記事を参考につみたてNISAのファンドを選んでいただけると、安心して長期運用していけます。

国が用意した非課税投資で、おトクに資産形成していきましょう!!

・つみたてNISA対象ファンドは199本。

・ファンド選びでのチェックポイントは4つ。

・手数料、純資産総額、償還日、組入比率。

・ひとつのファンドを選ぶだけでもOK。

・とにかく無心でつみたて購入していく。