・為替ヘッジの意味
・為替ヘッジ「あり」と「なし」の違い
・為替ヘッジの選び方
投資信託商品を見ていると「為替ヘッジあり」という商品を見ました。
為替ヘッジってなんですか?
海外の株に投資する商品の場合、株式相場だけでなく為替相場の変動による影響を受けます。
そこで為替の影響で起きる損失をできるだけ減らす仕組みが「為替ヘッジ」です。
今回は為替ヘッジについて、初心者向けにわかりやすく解説していきます。
為替ヘッジとは為替差バリアのこと
ネットで為替ヘッジについて検索しましたが、言葉難しくてわかりません。
わかりやすく教えてください。
為替ヘッジを一言で簡単に言うと「円高バリア」のことです。
外国株式を取引する際には為替リスクもあります。
株式を購入して、利益が出ても円に両替する時に円高になっていると、利益が目減りしてしまいます。
そこで為替ヘッジという技を使います。
この技は、為替先物予約を使った取引です。
先物予約とは、取引する時に「将来的な為替変動があっても、予約したレートで取引してもらう権利」を買う方法です。
将来、円高になってしまった時には為替ヘッジを使うことで、お得にトレードすることができます。
しかし、もし円安になってしまった場合は、本来受け取れるはずだった為替差益を逃してしまうことになります。
さらに為替ヘッジをするには手数料もかかりますので、もし円安になるようであれば為替ヘッジをしてしまうと損をしてしまうことになります。
為替ヘッジあり、為替ヘッジなしの違い
なるほど。為替ヘッジの仕組みはわかった。
為替ヘッジありと為替ヘッジなしの違いって具体的にどんなものがあるんですか?
為替ヘッジありと為替ヘッジなしのそれぞれの特徴をまとめましょう。
為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし |
・ヘッジコストがかかる ・為替相場の影響を抑える ・円安による為替差益は受けられない | ・特にコストはかからない ・円高になると為替差損が出る ・円安による為替差益を受けとれる |
この為替ヘッジのコストは投資先の国との金利差によって決まるので、長期金利の高い国へ投資するときは気をつけましょう。
ちなみに、為替ヘッジコストは皆さんが直接支払うものではなく信託財産から差し引かれます。
直接的なコストではありませんが、基準価額にマイナスの影響を与えます。
為替ヘッジあり・なしの選び方
結局、為替ヘッジあり・なしはどうやって選んだらいいですか?
今後の為替相場の動きから決めましょう。
今後円安になると思ったら、為替ヘッジなし。
今後円高になると思ったら、為替ヘッジなし。
という選び方でいいと思います。
外国株の投資信託を購入する際に、為替ヘッジがどうなっているか?を確認しましょう。
今後の為替相場の動きもチェックしながら、為替ヘッジのデメリットも理解して「ありorなし」を選びましょう。
・円安になった場合の為替差益を受けられない。
・為替ヘッジの商品はヘッジコストを払っている。
外国株式への投資信託を選ぶ時には、為替の影響もあることを考えておきましょう。
為替ヘッジの意味がわかれば、投資信託商品を選ぶ時のひとつの参考になると思います。
・為替ヘッジとは「円高バリア」のこと
・今後の為替相場が円安になりそうだったら為替ヘッジなし
・今後の為替相場が円高になりそうだったら為替ヘッジあり
・円高による利益減少を避けるために為替ヘッジを利用する
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