・ひふみ投信の特徴
・ひふみの良い所と悪い所
・僕がひふみに投資する理由
・こんな人はひふみ投信がおすすめ
人気のアクティブファンドで「ひふみ」の名前が挙がるのですが。
なんで「ひふみ」は人気なんですか?
ひふみ投信は成功しているアクティブファンドのひとつです。
ちなみに、僕もiDeCo銘柄に「ひふみ」を組入れています。
なぜ僕がひふみを選んだのか?
実際に投資してみてどう感じたか?
ひふみ投信について解説していきます。
「ひふみ」とはなにか?
そもそも「ひふみ」ってどんな投資信託なんですか?
特徴など教えてください。
「ひふみ」はレオス・キャピタルワークス株式会社が提供する投資信託の商品です。
主に中・小型株を含めた日本企業に投資する商品です。
「R&Iファンド大賞2021」も受賞した実績のある優秀なファンドです。
運用会社:
レオス・キャピタルワークス株式会社
投資対象:
主に日本株式(外国株式も組入あり)
信託報酬:
1.087%
ポートフォリオの特徴:
約8割が国内の中小型株
小型株へ積極的に投資
ひふみ投信の特徴は、国内の中小型株中心に投資していくところです。
ポートフォリオの約80%が中小型株で構成されています。
日本株に関しては、将来性に不安を感じる方も多いと思います。
しかし、日本のベンチャー企業を見てみると勢いのある企業はたくさんあります。
社長であり最高投資責任者である藤野英人さんは、著書の中で「2002年から2012年の10年間で、日本企業の約70%が株価上昇している。そのうち4%は大型株で残りの96%は中小企業だ。」と紹介しています。
そういった将来性のある中小企業を見つけてきて、投資していくのが「ひふみ投信」の特徴です。
足で見つけてくる
プロの投資家と投資方法といえば、PCと睨めっこして「PERやPBRなどの数値やチャートを見て買い時の銘柄を探して投資する。」というようなトレーダーのイメージがありますよね。
しかし、ひふみの銘柄選定は非常に地味で地道な方法でやっているといいます。
実際に会社に何度も足を運んで、会社を見て、社長と話をして、将来性があると判断した企業に投資をします。
藤野さんは「もちろん会社の成績も見ますが、それよりも会社の将来的なビジョンなどを大切にしている。」と言います。
ファンドマネージャーの顔が見える
投資信託をしたことがある人は、運用報告書を見たことがあると思います。
目論見書や月報には、投資商品の組入比率や信託報酬などのデータがたくさん載っています。
しかし、ファンドマネージャーの顔が載っている月次運用レポートは珍しいのではないでしょうか?
ひふみ投信は毎月の運用レポートにファンドマネージャーの顔写真とコメントが書いてあるんです。
それも一人だけじゃなく数人の運用担当者のコメントが記載してあります。
ファンドマネージャーとの距離が近いことって地味ですが、長く投資を続ける上でとても大切なことだと思います。
投資のプロが毎月書く月次レポートを読むだけで投資の勉強にもなります。
「ひふみ」の良いところ
なるほど。
でもやっぱりインデックスファンドの方が流行っているし。
あえてアクティブファンドに投資する理由って何ですか?
ひふみはNISA対象商品にも選ばれた数少ないアクティブファンドのひとつです。
安い手数料や長期投資に向いた投資方針が評価されています。
アクティブファンドの中では安い手数料
インデックスファンドはアクティブファンドに比べて手数料が安く長期的な成績が良い。ということで昨今人気が高まっています。
確かに手数料でインデックスファンドには勝てませんが、アクティブファンドの中ではひふみの手数料は安い。
さらにひふみ投信で口座を開設して運用すると、運用期間が長いほど信託報酬が安くなるメリットもあります。
5年以上運用すると年率0.2%割引。10年以上運用すると年率0.4%割引。
10年以上運用することで年率0.687%と約6割の価格で運用できるようになります。
非課税で運用できる
ひふみはNISA・つみたてNISA対象のファンドです。
特につみたてNISAは、対象商品のほとんどがインデックスファンドです。
その中で数少ない、選ばれたアクティブファンドの一つです。
金融庁が「長期にわたって安定して運用できるファンド」と判断したことになります。
NISA口座で運用すれば、非課税で投資することができます。
さらにiDeCo対象の「ひふみ年金」という商品もあります。
ひふみだけで老後資金の準備ができそうですね。
基準価額が6倍以上に
ひふみ投信が始まったのが2008年で、2021年現在において基準価額が6倍以上に成長しています。
もし2008年に100万円投資していたら、600万円になっていた計算です!!
すごい!!
これは小型株投資をメインに取り組んできた結果だと言えます。
大型株だけで、このリターンを出すのは難しいと思います。
もちろん、過去は過去。未来を保証するものではありませんが、ファンドの実力を評価するに値する実績であることに変わりはありません。
「ひふみ」の気になるところ
なんか、良い話が多すぎて逆に不安。
ちょっとマイナスな面はないの?
もちろん。完璧な商品はありません。
逆に心配なところも紹介していきます。
得意の小型株投資ができなくなってきた
ひふみ投信は社長の藤野さんがメディアで取り上げられたこともあり、とても人気のファンドになりました。
これにより純資産が膨らみすぎてしまい、逆に身動きが取りにくい状況になっています。
大きくなりすぎた純資産を、小型株に投資したくても小型株なので株式数もそんなに多くありません。
ファンドが大きくなりすぎて、逆に国内で買える小型株がなくなってしまったのです。
そこで大型株を買ったり、外国株式を買ったりしなければならなくなりました。
人気が出過ぎて、逆に「基準価額を6倍に引き上げた小型株投資」という必殺技を封じられてしまったのです。
インデックスファンドに比べると高い手数料
プラス面として「アクティブファンドの中では手数料が安い」と紹介しましたが、逆にインデックスファンドと比較すると手数料は高くなっちゃいます。
人気のインデックスファンド「eMAXIS slim S&P500」の信託報酬は0.0968%です。
やはり手数料ではインデックスファンドには勝てません。
設定来成績では、信託報酬を差し引いても優秀な成績を残しています。
しかし、今後も継続して信託報酬を差し引いても十分な成績を残し続けることができるでしょうか?
インデックスファンドに勝ち続けることができるのか?
注目ポイントです。
なぜ僕が「ひふみ」を選んだのか?
どういう理由でひふみに投資することを決めたんですか?
社長の藤野さんの考え、ファンドの運用方針に共感した。という理由が大きいです。
「好きか。嫌いか。」でいくと好きなファンドだった。ということです。
投資の勉強をして数値を重視する投資家の皆さんからすると、いかにも投資初心者らしい答えかもしれません。
しかし、僕はあえて好き嫌いで投資することにしました。
意外と好き嫌い投資も意味があるんじゃないかと思います。
伝説の投資家ウォーレンバフェットは「ゆっくりお金持ちになるのは簡単だ。」と言っている通り、投資において長期投資することが確実に利益を出しやすい方法だと言われます。
しかし、10年以上長期投資を考えているファンドにおいて、調子の良い時もあるでしょうが、調子が悪く先行きが不安な時もあります。
投資成績が悪い時も、たんたんと投資し続けられるか?が長期投資のリターンを左右します。
淡々と投資できるかどうか?は好き嫌いで左右されると思います。
自分が好きで気に入って投資したファンドは、長期投資をしやすいと思います。
逆にリターンばかり気にしているファンドは、ちょっと成績が落ちただけでソワソワ。
もちろん、過去の成績や今後の成長の可能性も無くはないとは思います。
しかし、それよりも「日本で頑張るベンチャー企業を応援したい。」という運用方針に共感したことが、僕が投資した理由として大きいです。
こんな人は「ひふみ」がおすすめ
・ひふみの運用方針に共感する
・日本の小型株に将来性を感じる
・投資の知識を勉強したい
・NISAやiDeCo対象銘柄を探している
・手数料の安いアクティブファンドを探している
設定来、基準価額が6倍以上に成長し、さまざまな賞を受賞している優秀なファンドであることに間違いありません。
一方で、今後もその成績を維持できるか?というところに関しては、疑問視する声が多いのも確かです。
未来のことは誰にもわかりません。
さらに成長するかもしれないし、成績が落ちるかもしれない。
万人におすすめできる銘柄ではありませんが、僕はひふみのスタンスが好きなので今後も応援していこうと思っています。
あなたは、どうしますか?
ひふみ投信の口座開設はこちらから↓

「ひふみ」に投資するなら、まずNISAで始めましょう。
NISAに関する記事はこちら↓