投資信託

信託報酬は安ければ良いってもんじゃない!!信託報酬をちゃんと見る方法!!

この記事でわかること

・信託報酬は私たちが直接支払っているものではない。

・「ファンドの年利ー信託報酬」が重要。

・ファンドの平均年利と信託報酬を比較しよう。

信託報酬ってなに?

まずは信託報酬について説明します。

つみたてNISAやiDeCoが少しづつ社会に認知されてきました。

これらの制度は「投資信託」を使って資産運用をします。

投資信託の説明

投資信託には「信託報酬」という、手数料が発生します。

この信託報酬について、よくある勘違いが3つあります。

信託報酬の勘違い

○私たちが直接支払っている。

○安ければ安い方がいい。

○信託報酬が高いファンドは良くない。

もちろん、これらの意見が当てはまるパターンのファンドもありますが。

これだけで、コスパの良いファンドを選ぶことはできません。

正しい信託報酬の見方を身につけましょう。

平均年利から信託報酬を引く

まず、信託報酬ってどうやって支払われているか、ご存知でしょうか?

私たちがファンドを保有している期間、毎日支払っているわけではありません。

信託報酬は、そのファンドの純資産から毎日差し引かれます。

その純資産は、投資家から集めた資金を元手にファンドマネージャーが運用して増やしていきます。

「純資産って私たちが支払って成り立ってるんだから、結局私たちのお金じゃん。」
「そりゃ高いより安い方が良いよ」

確かに、間接的に支払っていると言ってもいいかもしれません。

では、こんなパターンではどうでしょうか?

信託報酬比較

【Aファンド】
信託報酬:0.1%
平均年利:3%

【Bファンド】
信託報酬:1%
平均年利:4%

【Cファンド】
信託報酬:2%
平均年利:1.5%

どのファンドがコスパの良いファンドでしょうか?

この場合、1番成績が良いのはBファンドです。

Aファンドは「3%-0.1%=2.9%」

Bファンドは「4%-1%=3%」

もちろん他にもファンドを選ぶ上で考える要素はあるのですが、利率と信託報酬で単純に考えるとこのようになります。

大事なことは「信託報酬の高い安い」より、「ファンドの成績と比較して信託報酬が高いか安いか」の方が大切なんですね。

実は信託報酬なんて支払っていない。

ちなみに。

AファンドもBファンドも、皆さんはいっさい手数料を支払っていないことを理解しているでしょうか?

ファンドマネージャーが受け取るのは純資産の中から数%を受け取ります。

しかし、その信託報酬を上回る利益をファンドが出しているなら、皆さんが出資した種銭には手を付けないことになります。

つまり、「信託報酬ー平均年利」がプラスならば、皆さんは信託報酬0%で利益を得ることができることになりますね。

もちろん、毎年プラスで終えることはできないかもしれません。

しかし、翌年には大きく利益を上げるかもしれません。

未来のことはわかりません。

長くひとつのファンドに投資していくことが大切です。

良い時も悪いときも投資し続ければ、トータルでプラスになりやすくなります。

信託報酬だけでは何もわからない

最近はインデックスファンドの人気が高まり、その理由として「信託報酬が安い」と言うことが挙げられます。

確かにインデックスファンドは信託報酬が安いのですが、インデックスファンドよりも良い成績を収めているファンドもたくさんあります。

何も考えずにインデックスファンドを購入するのではなく、いろいろなファンドを探してみましょう。

コスパの良いファンドが見つかると思いますよ。

特につみたてNISAやiDeCoで運用できるファンドは、金融庁が「長期投資に向いている優良ファンド」と厳選したファンドです。

どのファンドでも安心して投資できます。

あとは選んでみましょう!!

選ぶのも投資信託の楽しみ方の一つですよ!!

NISAの公式サイトはこちら


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