・NISAとはなんなのか?
・つみたてNISAと一般NISAの違い
・なぜNISAが人気なのか?
・NISAの始め方
NISAをやる若者が増えているって聞いたんですが。
そもそもNISAがちゃんと分かってません。
教えてください!!
NISAは投資初心者でも始めやすい少額投資の方法です。
難しい言葉を使わず、投資初心者にもわかりやすい解説をします。
近年、若者のNISA口座開設数が急上昇しています。
日本証券業協会の2021年3月調査によると、NISA口座開設数971万口座。
確かに、ここ数年で口座開設数が増えています。
数字だけ見るとすごく多そうに見えますが、実はそうでもありません。
同時期の日本の人口が12,548万人なので、全人口の約7.7%しかNISA口座を開設していない計算になります。
やはり投資の話になると、馴染みがない方が多いことが原因でしょう。
「言葉が難しい。」
「投資ってギャンブルじゃないの?」
「失敗するのが怖い」
そんな意見も多いと思います。
そんな投資初心者の方向けに、難しい言葉をいっさい使わずにNISAについてわかりやすく解説します!!
是非、ご一読ください!!
そもそもNISAってなに?
そもそもNISAって何ですか?
NISAとは少額投資非課税制度のことです。
国が用意した制度の名前です。
国民が資産形成をしやすいように作られました。
よくNISAって聞くけど、NISAっていったい何でしょう?
そもそもNISAが何のことかわからない人に向けてわかりやすく解説します。
通常、株式投資等で利益が出ると、利益に対して税金がかけられます。
この税率がなかなか高くて、株式の譲渡益に関しては約20%も徴収されます。
*源泉徴収あり特定口座の場合
これでは投資する難易度も高いだろう。ということで「少額で投資する場合には税金を取りませんよ。」という制度を作りました。
これがNISA(少額投資非課税制度)です。
NISAにも一般NISA、ジュニア、つみたてNISAの3種類があります。
2014年に一般NISAが開始。その後2016年にジュニアNISA、2018年につみたてNISAが始まっています。
それぞれ対象や要件が少し違うのですが、基本的にはすべて少額投資非課税制度です。
ちなみにNISA用口座は一人1つまでしか作れません。
20歳以上の人は一般NISAとつみたてNISAのどちらで運用するか決めなくてはいけません。
つみたてNISAと一般NISAの違い!!
つみたてNISAと一般NISA?
何が違うんですか?
つみたてNISAは100円から毎月つみたてできます。
一般NISAは投資信託だけでなく個別株の売買もできます。
つみたてNISAと一般NISAの違いについて簡単にわかりやすくまとめてみます。
つみたてNISA | 一般NISA | |
非課税期間 | 20年間 | 5年間 |
非課税枠 | 年間40万円 | 年間120万円 |
投資対象 | 長期投資に適した投資信託 | 投資信託や株式 |
投資方法 | 毎月の積立購入のみ | いつでも可 |
ロールオーバー | できない | できる |
ロールオーバーとは年間投資限度額を使いきれずに5年間の運用期間が終了した場合に、あと5年間非課税期間が延長され、120万円の限度額まで使うことができる制度です。
ロールオーバーを使えば、一般NISAは最大10年非課税で運用できます。
一般NISAとつみたてNISAについては、こちらの記事も参考になりますのでご一読ください!!
つみたてNISAはデメリットも多い?!一般NISAと徹底比較!!
何でNISAが人気なの?
最近、つみたてNISAが人気っていってたけど。
何で人気なんですか?
デフレ脱却できない日本で株式投資の人気が高まっていること。
SNSを通じてインフルエンサーが情報発信していることが影響していると思います。
日本経済は「失われた30年」と言われ、長年デフレからの脱却が出来ずに悩んでいます。
銀行金利は超低金利状態にある中で、銀行に預けるより株式投資などに回した方がお得なんです。
むしろ、日本の今後を考えると銀行預金だけで資産を持つことは逆にリスクになります。
この事実を、昔は一部のお金に詳しい人だけが知ることができました。
しかし、現在ではインターネットやSNSが普及したことで、一般人にも分かりやすいお金の情報を誰でも手にすることができるようになりました。
この情報が拡散したことで若者が、投資に興味を持ち始めたのです。
これが近年のNISA人気の理由です。
データで見ても、コロナウイルス拡大後の2年間で20代〜30代のNISA口座開設数が急上昇しています。
Twitterを見ていると、20の大学生や18歳の高校生も投資に興味を持って「成人したらNISAやる!!」という人もいるくらいです!!
18歳の時の僕は何をしていたんだろうか。今の若い子のようなマインドを持っていれば今頃、、、。
株式投資をした方が良い理由についてはこちらの記事をご覧ください。
NISAにおすすめ人気ファンドランキング
よし!!NISAやるぞ〜!!
どうやって始めたら良いですか?
まずは証券会社や銀行でNISA口座を開設しましょう!!
その後に運用する銘柄を選ばなければいけません。
投資初心者には難しいので、人気の銘柄をいくつかご紹介します。
NISAを始める手順を簡単3ステップにまとめました。
①NISA口座を開設する証券会社or銀行を決める
②NISA口座を開設。手続きに2〜3週間
③購入する銘柄を選んで投資
①と②に関しては、各証券会社や銀行のHPなどの案内に沿って行えばバッチリです!!
マイナンバーカードとスマホがあれば口座開設できます。
問題は③の銘柄選択です。
日本証券業協会の調査によるとつみたてNISAを始める人の80%以上が投資未経験者と言うことです。
おそらく、この記事を読んでらっしゃる方も投資初心者の方ではないかと思います。
そんな初心者の方が、専門用語だらけの投資商品選びをするのは難しいと思います。
そこで!!
オススメ銘柄とその特徴をわかりやすく解説しながらご紹介します!!
一般NISAとつみたてNISAで選べる商品が違ってきますが、今回はどちらでも選べる銘柄の中からピックアップしていきます!!
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
この商品はインデックス型ファンドと言って投資指数に連動するタイプの商品です。
インデックスファンドは、手数料(信託報酬)が安いのが魅力的です。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は米国株式全体の動向を示す指数のS&P500に連動して動きます。
つまり、米国株式相場の調子が良ければ上昇し、悪ければ下落する。と考えておきましょう!!
同じような商品に「楽天・全米株式インデックスファンド」というものがあります。
本当は少し特徴が違うのですが、大体同じような商品と思ってもらって構いません。
楽天全世界株式インデックスファンド
この商品もインデックス型ファンドです。
この商品は「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」という銘柄に連動して動きます。
簡単にいうと、先進国・新興国含め45カ国の約8,000銘柄に分散投資しています。
さらに、大型株だけでなく中小型株にも投資しているので、45カ国のどこの国が成長してもその恩恵を受けることができます。
ただし、現在米国株式が50%以上を占め、その他の国は全て1桁という配分になっています。
45カ国均等に分散投資しているわけではないことも理解しときましょう。
似たような商品に「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」というものがあります。
こちらも同じようなイメージを持っておきましょう。
ひふみプラス
ひふみプラスは上の2つと違ってアクティブ型ファンドです。
アクティブ型ファンドは手数料(信託報酬)が高いですが、その分平均株価以上のリターンを狙ってプロの投資家が投資をしていきます。
ひふみは主に日本株に投資するファンドですが、特徴的なのは「中小型株に積極的に投資するスタイル」です。
日本株の大型株はここ数十年低成長となっています。一方で中小型株で大きく成長した銘柄はたくさんあります。
大きく化ける小型株を探してくるのが得意なファンドです。
コロナショックの際の対応も話題になりました。
株価が大きく下落する局面で現金保有率を上げてショックの影響を回避し、コロナ禍で上昇するであろう「ドミノピザ」と「ZOOM」への投資を手厚くして、大きなリターンを得たのです。
投資のプロの臨機応変な対応が期待できるファンドです。
迷った時は以上の3つの銘柄、もしくはそれに近い銘柄を選んでみましょう。
各銘柄の特徴を踏まえた上で分散投資していきましょう!!
いかがだったでしょうか?
できるだけ、専門用語を省いて、細かいところはすっ飛ばして解説してみました。
すこしでも参考にしていただけたら幸いです。
ほかにも少額投資に関する記事を書いていますので、ぜひご覧ください!!
*おすすめ投資銘柄紹介について*
これはあくまで個人の見解ですので、最終判断はご自分で。投資は自己責任でお願いします!!
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