○クローゼット・トラッカーとはアクティブ運用の皮を被ったインデックスファンド
○投資信託を購入する前に、組入銘柄を確認しよう
○トラッキングエラーも確認できるとなお良し
○分散投資を心がけよう
投資信託って面白いですね!!
インデックスファンドだけじゃなくてアクティブファンドにも投資してみたいと思ってるんです。
投資信託もいろいろありますからね。
自分で納得して投資をしてみることは良いことだと思います。
ただ『クローゼット・トラッカー』には注意してくださいね。
なんですか?
その怪しい名前?!
金融庁が2021年6月に公開した「資産運用業高度化プログレスレポート2021」の中で指摘されたものです。
今回はクローゼットトラッカーについて解説していきます!!
金融庁が注意喚起するクローゼット・トラッカー
先ほども記載した通り、金融庁も注意喚起をしている「クローゼット・トラッカー」ですが、一体なんでしょうか?
投資信託を選ぶときに、アクティブファンドに投資するか?インデックスファンドに投資するか?考えると思います。
一般的にベンチマークとする株価指数に連動するように自動で売買するインデックスファンドは、手数料が安く、人の手で優良企業を探すアクティブファンドは手数料が高く設定されています。
手数料とは信託報酬のことです。
しかし、「私たちはアクティブファンドですよ。」と言いながら高い手数料を設定しているにも関わらず、組入銘柄を見てみると株価指数連動型のインデックスファンドと変化がない商品があります。
それが『クローゼット・トラッカー』です。
一言で言うと『実態はインデックスファンドなのに、アクティブファンド並みの手数料を取る商品』のことです。
何が問題なのか?
アクティブファンドは、ファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロがベンチマークに打ち勝つパフォーマンスを出すことを目的としています。
そのため高い手数料を設定しているんです。
「高い手数料を取るけど、その分しっかり利益を出しますよ」ということですね。
しかし、組入銘柄がベンチマークを連動するように設定しているということは、ファンドマネージャーによる運用は必要ないですよね。
不当に高い手数料を取っているんじゃないか?ということで金融庁が注意喚起しているんですね。
どうやってクローゼット・トラッカーを見極める?
では、クローゼット・トラッカーを見極めるには、どうしたら良いのでしょうか?
いくつかみるポイントがあると思います。
○組入銘柄を確認する
○ベンチマークを確認する
○トラッキングエラーを確認する
○信託報酬を確認する
以上のポイントですね。
トラッキングエラーとは、目安としているベンチマークとの乖離率のことです。
「どれだけ指数と違う動きをしているか?」を確認できます。
これらは、運用報告書や目論見書を確認することで分かります。
必ず確認するようにしましょう。
まずはインデックスファンドに投資する
とはいえ、投資信託をしたことがない人がトラッキングエラー云々言われてもわからないと思います。
インデックスファンドに投資することで、投資信託ってどんな感じなのかわかります。
インデックスファンドをいくつか運用してみて、次の段階として成長が見込めるアクティブファンドを探すと面白いんじゃないかと思います。
ぜひ、おすすめです!!
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