豆知識

チャート分析は意味ない?!僕がテクニカル分析をやめた理由!!

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株式投資やFXの勉強をすると「テクニカル分析」について話を聞きます。テクニカル分析って勉強しといた方がいいですか?

ローソク足チャートの読み方くらいは知っておいた方が良いですが。分析方法については学ぶ必要ないと思います。それよりもニュースや経済の知識の方が大切です。

僕が投資を始めるきっかけはFXでした。

FXの勉強のため、本を10冊以上は読んだ記憶があります。

特にテクニカル分析に関する本が好きで、よく読んでいました。

チャート分析にはチャートの形に名前が付けられます。

「ダブルボトム」「三角持ち合い」「逆三尊」「ゴールデンクロス」必殺技みたいな名前ですよね(笑)。

しかし、ある時を境に全くチャート分析をしなくなりました。

『チャート分析は全く意味がない』と思ったのです。

なぜ、そういう思考に至ったのか?

過去にテクニカル分析にハマっていたからこそわかる落とし穴について、詳しく解説していきます!!

結論としては以下の通りです。

【チャート分析が意味ない理由】
投資家心理だけで株や為替は動かない
②確率は1/2でしかない
③未来予測は無理

チャートが示すのは過去だけ。どこまで行っても確率は1/2であり、未来予測に意味はない。

テクニカル分析家の意見

まずはテクニカル分析を使っている人の意見を確認してみましょう。

僕も少し勉強したので、ある程度理解している中でご紹介します。

チャートは投資家心理を表す

僕の知る限り、チャート分析をする人たちは以下のようなことを話します。

「多くの投資家がチャートをチェックしているため、チャートの形は投資家心理を反映しているものだ。」

チャート上で買いのチャンスが来れば、みんなが買うので株価が上昇する。売りのチャンスが来ればみんなが売り抜けるので、その通りにチャートが動く。

全てはチャートに織り込まれる。というのがテクニカル分析家の基本です。

過去の膨大なデータから分析

テクニカル分析を支えるのは、膨大な過去のデータです。

株式相場や為替相場が始まってから、ものすごい数の膨大なデータがあります。

とんでもない数のデータを分析した超ド級の変態研究者が作り出した分析手法がテクニカル分析です。

データ数が多いので、分析結果も信用できるような気がします。

信頼できそう

以上のことを聞くと「なるほど。そうかもしれない。」と思いますよね。

実際にチャートに線を引いたり計算したりすると、いかにも『学問』として成り立っているような印象さえ受けます。

僕もとても熱心に勉強している時期がありました。

しかし、『ウォール街のランダムウォーカー』という書籍との出会いや、さまざまな知識を身につけていく中で気付きました。

「テクニカル分析は、あまり信用できない。」

では、なぜ僕はテクニカル分析を信頼できないのか?

理由をここから解説していきたいと思います。

投資家心理だけで相場は動かない

チャート分析は「チャートに全て織り込まれる」という前提のもとで分析を行います。

チャート以外のファンダメンタルな情報も確認しつつ、最終的にはチャートの動きに集約されるという発想です。

そのチャートを確認した投資家の心理によって、売り買いがなされ、チャートが動いていくのだと考えます。

しかし、相場の動きは投資家心理だけでは動きません。

コロナショック、リーマンショックなど、チャートだけでは説明できないことも多くあります。

相場は投資家心理だけでなく、世界の情勢、経済状況など複雑に絡み合って動くものです。

チャートだけで説明することが、そもそも無理のある話だと思います。

どう考えても確率は1/2

例えば、テクニカル分析の中で「ゴールデンクロス」という言葉があります。

これは長期・中期・短期の移動平均線がクロスしたタイミングがチャートの流れが変わる時だという指標です。

長期の移動平均線を短期・中期ともにクロスして上昇した場合「買い」のシグナルです。

おそらく、どこかのエライ研究者の方が過去のチャートを分析し「確率が高い」と判断して決めたのでしょう。

しかし、本当に「過去の確率が高かったから、明日も同じ確率」と言えますか?

昔と今とでは、世界の情勢も社会背景も経済状況も全く違います。

30年前の人にGAFAやSDG’sの説明をしても「それが何?」って感じでしょう。

「株価や為替が上がるか?下がるか?」に関しては、過去のデータが役に立つとは思えません。

どこまで行っても、「上がるか?下がるか?」の確率は1/2以上でも以下でも無い。

唯一、これだけは事実だと思っています。

未来予測は無理

「いや、それを言ったら何もできないじゃん。」と思いますよね?

そうなんです。何も出来ないんです。

僕達に未来を予測する力はない。ということを自覚しましょう。

僕はテクニカル分析をする人たちを以下のように考えています。

「未来が予測できれば願いが叶う」という人類最大のロマンを追い求める人たち。

「未来が予測できれば、、、。」とみんな思います。

もしかしたら、僕の想像もつかない科学技術の発展で未来予測マシーンができるかもしれません。

しかし今のところ完成した話は聞かないですし、株価や為替の未来がわかってしまうと世界が大混乱すると思うので、やめてほしいと思っています。

予測するのは諦めて、堅実な投資をやっていきませんか?

予測することを諦める

僕は成功しているテクニカル分析FXトレーダーのYouTubeをよく見ていました。
(本当に本も読んだし、YouTubeも見たし、一時期めっちゃ勉強してましたw)

成功した複数の方が共通して話していた言葉があります。

『トレードを続ければ続けるほど勝率は50%に近づいていく。大切なことはトレード手法よりも資金管理術。』

この言葉は事実を話していると思います。

結局、チャート分析で勝率を上げることは出来ないので、最後はリスク管理が大切。と言っているんですね。

そうであるならば。

初めからチャート分析などで未来予測する必要はありませんよね?

おこづかい程度でできる少額投資を長期間積み立てることで、リスクを最小限に抑える投資をすることができます。

やはり、僕は『おこづかい投資術』が1番再現性があり、誰にでもおすすめできる投資手法だと思います。

まずはつみたてNISAから始めていきましょう!!

【チャート分析が意味ない理由】
投資家心理だけで株や為替は動かない
②確率は1/2でしかない
③未来予測は無理

チャートが示すのは過去だけ。どこまで行っても確率は1/2であり、未来予測に意味はない。