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【口コミ】【評判】アライアンス・バーンスタインに投資する必要がない3つの理由

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いろいろな証券会社で人気投資信託ランキングをチェックすると、必ずと言っても良いくらいトップ10入りしているのが『アライアンス・バーンスタイン米国成長株』です。

とても人気が高く、このランキングだけで見るとつい投資したくなります。

結論から言うと僕はアライアンス・バーンスタインに投資することをお勧めしません。

理由としては、手数料の高さや組入銘柄に問題があるからです。特に投資初心者で長期的に投資を考えている人には、不向きなファンドと言えます。

この記事を読むことで

・アライアンス・バーンスタインの特徴と今後の見通しがわかる
・アライアンス・バーンスタインのメリット&デメリットがわかる
・アライアンス・バーンスタインに投資すべきでない理由がわかる

米国株式の人気が高まってきたことでアライアンス・バーンスタインも注目されつつあります。この記事を一度読んでから投資すべきか考えるようにしましょう。

この記事の結論

【アライアンス・バーンスタインへ投資しない3つの理由】

①手数料が高い
②ほぼ米国インデックスファンド
③米国株の成長は確実ではない

米国株式も右肩上がりでは成長しない。高い手数料を支払って投資すべきアクティブファンドとは言えない。

アライアンス・バーンスタインの特徴

「アライアンスバーンスタイン」ってなんですか?ホルスタインなら知ってますけど…

こんなふうに思う方も多いはず。ほとんどの日本人はカタカナ13文字並ぶと、思考停止を起こしてしまいますよね。

まずはアライアンス・バーンスタインの特徴について、わかりやすく解説していきます。

アライアンス・バーンスタインは会社名

アライアンス・バーンスタインとは運用を行う会社の名前です。本社は米国のニューヨークにある資産運用会社で、日本法人もあります。

どんなファンドかといいますと、基本的には米国の成長株に投資していくスタイルのファンドです。

米国の株式市場は長年右肩上がりで成長してきました。この成長を引っ張ってきたのは、米国のイノベーティブな企業たちです。この革新的な成長企業たちを探して投資していくスタイルで過去に好成績を残してきました。

「A・B・C・D」4つのコース

アライアンス・バーンスタインにはA、B、C、Dの4コースが設定されています。

それぞれ特徴を見ていきましょう。

【A/Bコース(通常コース)】
為替ヘッジ有(Aコース)
為替ヘッジ無(Bコース)

【C/Dコース(毎月分配金)】
為替ヘッジ有(Cコース)
為替ヘッジ無(Dコース)

この4つの中でBコースが一番人気なようです。しかし、実は4つのコースで投資内容的には変化ありません。分配型か?為替ヘッジがあるか?という違いで4コースに分けているだけなので注意して下さい。

≫為替ヘッジとは?初心者向けにやさしく解説

輝かしい功績を残してきた

米国イケイケの時には、とても良い成績を残しており「Fund of the Year 2020」「R&Iファンド大賞」「リフィニティブ・リッパー・ファンド・アワード」とさまざまな賞を取っています。

現在、4コースの合計純資産総額が3兆円を超え乗りに乗っているファンドの一つと言えます!!

ここまでの紹介だと「良いファンドじゃん!!何が悪いの?」と思われる方もいるかもしれません。

ここから「なぜ投資しない方が良いのか?」解説していきます。

信託報酬が高い!!

ひとつ目の問題として、信託報酬の高さが挙げられます。

アライアンス・バーンスタインシリーズの信託報酬は1.727%と設定されています。

投資格付けを行うモーニングスター社の記事によると、アクティブファンドの平均信託報酬は2020年8月末時点で1.47%です。

アクティブファンドの中でも高めに設定されていることがわかります。

信託報酬が高いということは、それだけ高いリターンが常に求められます。

長い期間投資をしていると、さまざまなリスクに晒されます。信託報酬の高さは長期投資に向かないファンドの特徴の一つですね。

現在、たまたま米国の調子が良いけど、このまま数十年米国が安定して成長していけると言い切れますか?

長期投資を考えるのであれば、信託報酬が安いファンドを選びましょう。

中身はほぼ米国インデックスファンド?!

もう一つの問題が「組入銘柄の比率」です。

アクティブファンドですので、ベンチマークを超える成績をめざして運用されていきます。

しかし、アライアンス・バーンスタインには気になる点があります。

どこが気になるのか?実際に見てみましょう。

組入銘柄Top10はIT企業が多い

引用:アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信月次報告(2021.12.30)

完全に米国のITビッグ企業に寄ってますよね?!

アップルがないだけでGAFAMだけで25.9%を占めていることが分かります。

S&P500やNASDAQのインデックスファンドとそこまで変化ないような気もします。

中身はインデックスファンドと大きく変わらないのに、手数料だけ高いのは損した気分になりますね。同じ投資をするなら、コストが安いインデックスファンドの方がお得ですよね。

米国株の先行きが怪しくなってきた

最近、米国株の勢いが衰えてきています。

コロナショック以降、人々の消費が戻ってきており、米国では物価高騰が問題になっています。

それに対して、米国政府はコロナ対策で行った金融緩和政策から一変して金融引き締めに舵を取りました。

これにより、米国株式の株価が軒並み下落してきています。

特にコロナ期間中に調子良く米国株式市場を引っ張ってきたGAFAなどのIT企業群の株価が急落しています。

2022年米国は複数回にわたってテーパリングを行なっていく予定など、情報が出ており今年は株式市場にとって調整の年になることが予測されます。

今、米国株へ短期的な投資をする必要性は低いと言えます。

あえて投資する必要性は低い

以上の情報をまとめると、以下の通りです。

信託報酬が高く、長期投資に向かない。組入銘柄もベンチマークとあまり変化がなく、米国株式市場も短期的には不安定な相場が続く可能性が高い。

この状況を踏まえて考えると、今積極的に投資するべきファンドではないと思います。

僕は、無条件にインデックスファンドを推奨するわけでなく、良いアクティブファンドはもっと評価されても良いと思っています。

しかし、アクティブファンドの中でも良し悪しは有るので、そこの判断をしていく必要はあると思います。

アライアンス・バーンスタインは決して悪いファンドではありません。しかし、タイミング的には「今ではないのかな?」とも思います。

この記事の結論

【アライアンス・バーンスタインへ投資しない3つの理由】

①手数料が高い
②ほぼ米国インデックスファンド
③米国株の成長は確実ではない

米国株式も右肩上がりでは成長しない。高い手数料を支払って投資すべきアクティブファンドとは言えない。