豆知識

ビッグマック指数ってなに?マックを通して見える世界!!

ビッグマック指数とは解説

この記事でわかること

・ビッグマック指数とはなにか?

・ビッグマック指数をどう見れば良いのか?

・ビッグマック指数はあまり信用できない理由

面白いワードを見つけました!!
ビッグマック指数って知ってますか?

ビッグマック指数とは、世界中に展開するマクドナルドを通して経済をみようという数値です。
若干ネタっぽいところもあるので、楽しみながら読んで頂けたらと思います!!

ビッグマック指数とは

ビッグマック指数とは、イギリスの経済専門誌「エコノミストが発表している数値です。

世界中で展開するマクドナルドで販売されるビッグマック価格を通して、各国の購買力や物価を見ていこう。」という話です。

マクドナルドは世界中でほぼ同品質の商品を提供できることが有名です。

世界共通の価値を提供しているビッグマックを使えば、世界中の購買力や物価の比較に使えるのではないか?ということでこの数値が成り立っています。

例えば、ある時期のビッグマックが米国で2ドル、日本で250円だった場合。

250÷2=125円/1ドル

1ドルあたり125円というのが、ビッグマック指数です。

現在のビッグマック指数トップ5は以下の通りです。

順位価格(円)価格(ドル)価格(各国)
ベネズエラ9188.3530,164,100.00(ボリバル)
スイス7747.046.50(スイス・フラン)
ノルウェー6936.3057.00(ノルウェー・クローネ)
スウェーデン6816.2054.00(スウェーデン・クローナ)
アメリカ6215.655.65(USドル)
引用:世界経済のネタ帳(2021/7/27)

ちなみに。我らが日本は57カ国中31位!!

2000年のビッグマック指数では、日本はトップ5に入っていたんですが。

これも「デフレに悩む安いニッポン」を表しているのでしょうか?

ビッグマック指数があまり信用できない理由

ビッグマック指数がどんなものか、なんとなくご理解頂けたかと思います。

では、この数値をどう使えばいいのか?

ちょっと難しい話になりますが「購買力平価説」という考え方があります。

購買力平価説で2通貨を比較するときに、世界中で同じ水準の商品を提供できるマクドナルドだからこそ通用するのが「ビッグマック指数」です。

しかし、この購買力平価説をもとにした「ビッグマック指数」にはいくつかの指摘もあります。

【国の政策などが反映されていない】

消費税や農業政策など、国の状況によって起こる価格変動があるため正確な比較ができません。とある国では農業支援の政策として牛肉の価格が非常に安くなっていたり、逆に消費税が非常に高い国では品質に関係なく価格が上昇します。

【各国のファストフード業界事情】

国によっては、ファストフードの店舗が多い国少ない国があります。ファストフード業界でライバルが多いのか?どれくらいニーズがあるのか?によって職員の労働時間や賃金も変わってきます。

ビッグマックひとつの商品価値では、単純に比較できるものではありません。

そのほかの指標と合わせてみることで、その国の事情が見えてきます。

ビッグマック指数は一つの参考にはなりますが、それだけで購買力や物価を判断するのはやめましょう。

あくまで、ひとつの参考情報にしときましょう!!

ビッグマック指数との付き合い方

とはいえビッグマック指数は有名な雑誌「エコノミスト」が発表するほどの数値。

完全に無視できるほどの数値でもないでしょう。

そこで、ビッグマック指数をどのように参考にしていくか?

まとめてみました!!

その他の数値と見比べてみる

日本は2000年から現在までに、凄い勢いでビッグマック指数の数値が下がっています。

これは世界と比較して日本の物価が下がっている事を示す、ひとつの指標になるかと思います。

しかし、これだけでなくその他「物価上昇率」を見た時も世界的には平均3%程度上昇しているのに対し、日本は1%程度の物価上昇率です。

・ビッグマック指数の順位低下

・物価上昇率が世界平均より低い

この二つの事実をもって「世界と比較して日本の物価は下がっている」という事実が言えるかと思います。

話のネタにする

個人的には、話のネタとして使うのも大事かと思います。

難しい経済の話も、日本人のほとんどが食べたことある「ビッグマック」を通せば見えてくる。

すごく大切な事だと思います。

購買力の話もそうですが、マクドナルドという企業がどれだけすごいのか。マクドナルドを始め世界的な企業がたくさんある米国の強さ。

ちなみに「ビッグマック指数」以外にも、スターバックスの「トール・ラテ指数」というものもあります。

憧れのあの女性とマックに行ったときに「ビッグマック指数ってのがあってね、、、。」と話のネタにするとモテること間違いなし?!

ビッグマック指数ってのがあってね。

なんて知的な人!!ステキ!!

ならないか、、、。

・ビッグマック指数はビッグマックを通して各国の購買力をみる

・ビッグマック指数だけで全てが分かるわけではない。

・他のデータと組み合わせてみる。

・話のネタにするにはちょうど良い!!


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